MOMOKUMA’s diary

下級国民ですが、怒っています!!

菅政権総括

自民党総裁選が告示され、世の中は総裁選祭りに終始している。

いつも思うのだが、それぞれの候補者は美辞麗句を並べ立てているものの、なぜ、現政権でそれを生かさなかったのか、不思議でたまらない。まるで、どこふく風のようにそれぞれの叡智を進言しないのか、まるで、早くその座から退いてください的な態度でいる。

そして、今この国で一番必要なことはコロナ禍にどう対処するか、だが党役員任期をどうすとか、アベノミクスがどうたら、とか原発どうたら、とか、コロナよりも重要視されているようだが、コロナで毎日数十名亡くなっている人達は、政治に殺されたといっても過言ではないことを、それぞれ自覚をされているのだろうか?

 

それはさておいて、一般国民から見た菅政権の総括をしてみよう。

 

まず、安倍前総理から菅総理に移ったあたりからだ。

 

安倍さんは、森友問題や桜を見る会などで、様々な疑惑をかけられていた。森友では、死者まで出してしまったが、菅さんは、まずこれには一切手出しをしなかった。国民感情としては、何らかの手仕舞いを期待していたが、一切、この問題を話題にすらしなかった。まず、ここが最初の躓きのように思う。

 

その後、コロナが第二波、第三波と進むにつれ、特に有効な対策が取れなかったことは、痛かった。やったことは、ただ緊急事態宣言を出してお願いすることばかり。解決策はワクチンの一言で、河野さんを責任者にしてワクチン接種を推進してきた。推進すろのは良かったのだが、ここに日本固有の情報隠しが垣間見れる。ワクチンが足りない問題だ。この頃から、この総理大臣は矛盾があっても知らないふりをするようになってきた。

 

極めつけは、東京オリンピックパラリンピックの開催だ。国民の6割以上が、中止または延期を望んで、今はコロナで非常事態宣言まで出ているのだから、静かに過ごしましょうと考えていた。しかし、菅さんはこの世論も無視してしまった。

 

国民は、オリンピック・パラリンピックでたくさんの方が外国から来るのに、なんで国民は我慢しなければならないのか、人流を抑制しようと言っているのに、人流を増大させているわけだから、だったら自分たちも多少、外食したって良いよね、的なマインドが自然に発生してしまったわけで、このあたりから菅さんは自滅の道を走ることになる。案の定、第5波の結果は皆さんの知るところだ。コロナウイルスが日本で発生してから1年半、何をしていたのかと罵倒される所以だ。

 

でも、少しは良いこともしてくれた。菅さんが良かったことは、不妊治療を国庫負担にしたことと、携帯料金を天の声よろしく、携帯各社の経営や状況も全く考えずに下げさせたことくらいだろう。特に、少子高齢化が始まり、これではこの国の経済も財政も破綻していくことが見え始めて、少子高齢化担当大臣を置くようになったが、残念ながら皆さんはただの置物になっていたにすぎない。その抜本的な根源、すなわち不妊治療を国が面倒をみるというのは、前進であろう。

 

そして今、菅政権はレームダック化したがワクチンの接種率も上がり続け、ようやくその芽が出始めた。

 

自民・公明の政府与党は、節目節目でちゃんと総括をして、政治を行って欲しいものだ。