少子高齢化
東京大学にいる学生の保護者の年収は、6割以上が年収1,000万円以上の特権階級だそうだ。
私は地方出身で貧しい家の子だったが、何故か、知能試験の出来だけは良かった。公務員模試における知能試験成績では、東北で1位だったそうだ。でも、とても学費の工面ができないことを、幼い頃から両親を見てわかっていた。何かを我慢すればなんとかなるレベルであればまだ余地はあったと思うが、日々の暮らしを維持することもままならず、私も中学に入ってから、学校に隠れながら新聞配達や郵便配達のアルバイトをしていた。部活動などとんでもない。用具にお金がかかるし、アルバイトをして食い扶持を稼げない。そんな状況下で、とても大学へ行きたい、などとは言える状態ではなかった。
このような境遇の子は、今でも、たくさんいると思う。私よりも。かなり頭が良かった中学の同級生は、高校受験をせずに自衛隊へ行った。きっと、普通に進学していれば、同級生で弁護士や医者をやっている者よりも、優秀な人に、しかも貧しい人の気持ちがわかる職業人になっていたに違いない。ちなみに、その彼は自衛隊の高等工科学校生徒となり、その後防衛大学へ進んだのだから、自衛隊でも叩き上げのエリートとしてがんばっている。
うちには子どもがいない。子どもを作る適齢期の頃、仕事が芳しく無く、とても子どもを育てていく自信がなかった。親に気持ち的にも金銭的にも余裕が無い中で、そんな事はとても考えられなかった。そして、今に至った。
日本はアメリカと違って、養子縁組をするのもけっこう大変なようだ。これも後から知って、胸を張って引き受ける勇気も自信もなかった。
少子高齢化の一因に、このような状況で子どもを育てていく自信がない→こどもを持たない、という選択をされている人は、かなり多いと思う。
私は、22歳までの子どもには大学の学費や生活にかかる経費などを全て無料(または金銭支給)にすれば良いと思っている。今のように、ある意味特権階級の子がキャリア公務員になって、国民全てが幸せになれるような施策を企図できるとは、とても思えないし、現実にやっていない(見えていない?)と思っている。
頭脳明晰な子は、特権階級の子だけではない。不運な環境にいる子にも、全く同じ土台で競わせるべきだと思う。それが、国を強くするはずだ。当然、その中には日本を真剣に考える、政治屋ではない政治家も出るであろう。
今の国会議員は、いわゆる二世や三世議員で家業が「政治家」の政治屋ばかりだ。
選挙も近いようなので、良く考えて欲しい。私なら、政治屋に票は託さない。