MOMOKUMA’s diary

下級国民ですが、怒っています!!

ロードプライシング

オリンピック、パラリンピック開催で、高速道路料金を一時的に高くするロードプライシングに味をしめたのか、今度は永続的に、様々な内容のロードプライシングをやる腹積もりらしい。

 

経済というのは、物や人の動きが活発になれば、状態も良くなる。逆に、それらを阻害すれば、途端に状況は悪くなる。

訳の分からない非常事態宣言や蔓延防止なんちゃらを発出して、皆さんも肌身に感じているはずだ。単純な話、出かけなければお金は使わない。でかけても、飲食などが営業していなければお金は使わない。当然、消費されるべきものの量は激減するから、物流も減る。そして、怖いことに一旦減ったものは、いきなり戻るわけではない。

 

ロードプライシングは諸刃の凶器だ。確かに、ロードプライシングをやれば高速道路の渋滞も減るだろう。物流会社は、なるべく経費を抑えたいから一般道を通るように考える。でも、そのままでは早く届けるという、日本固有の物流会社の使命を全うできなくなるので、物流の料金を少しずつ上げて、まんまとロードプライシングの罠にはまる。決して、現場で汗を流しながら一生懸命に働く運転手さんたちの懐が潤うことにはならない。

 

高速道路会社は、国の息のかかった民間会社だ。本来、高速道路は建設にかかった費用が回収できれば、無料にしなければならないはずだが、そうすれば当然失業する人もいるし、役所の天下り先も減るから、政府も高速道路会社は生かしておきたいだろう。

 

こうやって色々考えると、高速道路を無料にするなんてことは、この日本ではありえないことに気づく。そして、ロードプライシングも国民のためには、あまりならない気がする。