MOMOKUMA’s diary

下級国民ですが、怒っています!!

年金制度

私が社会人になった時、初任給は58,000円だった。その中から、税金や社会保険料、厚生年金保険料等を引かれ手取りは、40,000円くらいであった記憶がある。当時としては、「年金って高いなぁ」と感じていたが、周りからは、皆んなが負担し合いながら、老後、安心して暮らしていけるのだから、我慢しろ、と怒られたものだった。

 

まだ物価も低く、高度成長期になっていたから、それこそ右肩上がりに給料も上がっていった。いつの頃からか覚えていないが、将来もらえる年金の額が今まで支払った保険料総額も関係する、といった内容になっていた。あんなに、働いて否が応でも持っていかれる保険料が、今の物価で考えられてしまうと、詐欺にあった気分だ。

 

今では、年金だけの収入で老後を過ごすことは、ほとんど無理な気がする。確か、ねんきん便で見た時に夫婦で得られる年金の額は、月20万円ほどしかない。この額では、医療費を捻出できない気もする。

 

フリーターをやっている若い人に、「年金に入っているの?」と聞いたら、「入る必要なんかない。貰えないものに期待するよりも、今をどう生きるかの方が重要だ。いざとなれば生活保護もあるから心配していない。年金制度は崩壊寸前だけど、生活保護憲法で守られているから、いくらなんでも自民党も手をだせない」と、これまたマトモな答えが返ってきた。

 

河野さんが年金制度を変える、と公言している。基礎年金の部分を、消費税で負担をするような話であったが、そうなると恐らく消費税率は17%~20%を想定しないと賄いきれない。

 

2022年度には、いわゆる団塊の世代の方々が75歳に到達しはじめるが、社会保障費は、75歳を過ぎると跳ね上がることが、過去の統計でわかっている。

 

政治家の方々は、この現状をどう捉えていいるのか、率直にお聞きしたいものだ。ちなみに、社会保障費の次に支出が多いのが、国債費(国債の利払い等、約24兆円)であることも忘れてはならない。