総括と野党
振り返って評価したり反省することを「総括」という。
私は、なにかあるたびに「総括」をして、次はどうすればよいかを考えるようにしている。
30代の頃、独立起業した。
当初は調子もよく、応援してくださる方も多かったため、乞われる都度人員を増やし、なんだかわからないうちに設備投資を繰り返していた。
それなりに収益も上がったが、5年目で回らなくなって、成り立たなくなった。
今考えると、要所要所で総括するべきところを、毎日に流され、していなかったことに気づく。
結果、2億円以上の借金と大切な支援者を失った。
浅はかな末路。
国民が野党に託しきれない要因の一つに、総括があると思う。
残念ながら立憲民主党の方々も含め、過去の失敗を素直に認め、謝罪し、反省し、そして新しく次へ向かうということをされていないので、国民は野党に全幅の信頼をおけない。特に、真摯に国民に向き合い、そして、謝罪をするという姿勢が見られないのは、致命的だ。
私は、今の自民党政治は単純な独裁政治だと思っているので、良い面もあるが悪い面が上回っているように感じる。
野党が連携すれば、当然、イデオロギーや意見の相違はあるだろう。
でも、本当に日本を良くしたい、変えたいと思うのなら大同小異は仕方がないことだ。
野党は真摯に過去を総括し、その内容を丁寧に説明し、その上で政権奪取に挑んで欲しい。
恐らく、自民・公明の方々は「野合だ」と批難するかもしれない。でも、開き直れば良いだけの話だ。野合をしているのは、公明党も同じだろう。平和を思う、とか言いながら平気で日本が戦争に向かっていくような法律に賛成したのだから。
今、自民・公明の与党がまともではない政治をしている時だからこそ、期待しています。